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美内すずえ傑作選12 はるかなる風と光 上 キング島の娘 [本 マ行]


はるかなる風と光 (上巻) (白泉社文庫―美内すずえ傑作選)

はるかなる風と光 (上巻) (白泉社文庫―美内すずえ傑作選)

  • 作者: 美内 すずえ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 文庫


フランスのナポレオンと同じ誕生日に、南太平洋はキング島で生まれた、エマ・オブライエン。
イギリス人の父と、原住民モリオ族の母を持ち、
キング島の子供達と遊び、イギリス貴族の祖母から社交界の話しを聞いて育った彼女は、
ある事件をきっかけに、祖母の弟クロフォード男爵の下で生活することになる。

イギリスでは、野蛮人と罵られ、助けてくれるのはスチュワート伯爵の息子エドワードのみ。
でも、エドワードの祖父は、身分違いのエマと引き離すために、エマを監獄のような修道院へ送る。
3年後、修道院から脱出し、国王陛下が毒殺されようとしているのを食い止め、
フランスに逃れる。そして、パリでナポレオンとの運命的な出会いをする。

物語の間に、クレメンズ商会の息子アドルフ(5歳年上)が、ちょくちょくからかい、助けてくれる。
アドルフはエマが好きだけど、エマは気付きすらしていない。
多分、この2人がくっ付くのだろうけど、エマの相手はエドワードが良いなあ。


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