アシンメトリー 飛鳥井千砂 [本 ア行]
年齢的に結婚願望が強く焦りもしている、少々視野の狭い秋本朋美。
カフェの雇われ店長だが料理の腕は逸品、優しい性格の同性愛者、藤原治樹。
同性愛者と知りつつ治樹を愛し結婚した、個性的だが根はしっかり者でアセクシャルの辻紗雪。
過去の経験からパワースポットや波動などに拘り、昔から紗雪が気になる夏川貴人。
「サムシングブルー」が良かったので読んでみたが、
4人の複雑な人間関係と、それぞれが抱えた悩み、それ故のすれ違いなど
こちらも面白くて、すいすい読めたし、
121~122ページの紗雪の思いや考え方には、ハッとさせられた。
ちなみにアシンメトリーとは「非対称」という意味らしい。
あと、それぞれの人物の章に、トランプのマークが付いているのが可愛かった。
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