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イヴの眠り 小学館文庫全3巻 [本 ア行]


イヴの眠り 全巻セット (小学館文庫)

イヴの眠り 全巻セット (小学館文庫)

  • 作者: 吉田 秋生
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/03/01
  • メディア: 文庫


「YASHA 夜叉」の続編で、前作から18年後の物語。

自分の出生の秘密を知らずにハワイ島で育った、強い霊力(マナ)を持つ18歳アリサ。
アリサを実の娘のように愛するコーヒー農園を営む、ケン・クロサキ。
元賞金稼ぎでケンの妻、ルー・メイ。

アリサの実の父親で、今は弟の雨宮として生きる、有末静(ありすえせい)
お調子者だが自分をしっかり見据えているシン・スウ・リンの息子で日本人の母を持つ、烈(リエ)
烈と同じく16歳で、外見が父親のケンにそっくりなアリサの弟、シンジ。

シンの秘書で虎狼拳の師範、小英(シヤオイエン)
雨宮(静)の秘書、ジャック・メイヨー。
静の幼なじみで主治医の循環器外科医永江十市(ながえといち)
キジムナーが見える、永江先生の次男・三男櫂(かい)と宙(そら)。

有末静のクローンで死鬼(スー・グイ)と呼ばれる快楽殺人者、本名セイ。
かつての有末静の上司で死鬼の母(子宮を提供した)クラリス・シュライバー博士。
ウイルス遺伝子計画のディスクを保管している沖縄医科大学遺伝子工学科教授、今井達也。

「YASHA 夜叉」は昔読んだけど、あまり覚えていなかったので、
最初続編だと気が付かなかった(笑)

理屈では死鬼を殺さないとと思うのに、感情は死鬼に惹かれるアリサ。
アリサの複雑な感情を知りなお彼女を守ろうとする烈。
伏線やストーリーの立て方が毎回上手いなあ。

以下、収録された短編
「魂送り(マブイウクリ)」
男子禁制の聖地に隠された、静の母比佐子(ひさこ)の日記を探して欲しいと頼まれたルー・メイ。
母の手紙とジョナサンの日記を手にした静は、日記を燃やす。
日記を見つけた翌日、ルー・メイは書き置きを残し姿を消す。
ケンは静にヒマをもらい、自分のではない子を妊娠しているルー・メイを探しに行く。
そして、物語は「イヴの眠り」へ・・

「ハウメアの娘」
グリーンベレーに所属していたケン・クロサキ中尉が、部下のジャック・メイヨーや
中国拳法の師範として雇われたルー・メイ・クァンと初めて会った時の話。

ルー・メイは、気性の荒い火山の女神でもあり、
生命の象徴でもある“ペレ”の様だとメイヨーは言う。

「真南風(マハエ)」
静が、双子の弟凜(りん)に宛てた想い。


ところでこの作者さんは、綺麗でカッコイイ女性ではなく、
可愛い系の女性をメインにも描けるのか、ちょっと興味がある(笑)

青き竜の伝説 [本 ア行]


青き竜の伝説

青き竜の伝説

  • 作者: 久保田 香里
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本


名も知れ渡らぬ小さな村の、やんちゃな少年あかると、次代の巫女更羽(さらは)。
大国から来たお飾りの王子でそれを自覚している一鷹(いちたか)、
40年間時を止めた湖の巫女柳葉(やなぎは)。

3つの宝玉、伝説の竜「みずち」。
一本道の分かりやすいストーリーの児童書。
宝玉が全て青系の色というのが、目新しくて良かった。

明星(あかるほし)の玉は、明星のかがやく宵空の緑色。
夜光(よひかり)の玉は、真夜中の群青色。
夜明(よあかる)の玉は、暁の光さす、うす青色。

アルフレートの時計台 [本 ア行]


アルフレートの時計台

アルフレートの時計台

  • 作者: 斉藤 洋
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2011/04/06
  • メディア: 単行本


ウーアトゥルム広場にある、不思議な噂のある時計塔を舞台に、
成長して帰ってきた小児科医クラウスと、少年時代の親友アルフレートとの、
時間を超えた交流が描かれている。

特に印象的なシーンはなかったが、読みやすかったので他のもチェックしてみようと思う。

あとがきを読むと、作者はイェーデシュタットの地に思い入れがあるようだ。


あの路 山本けんぞう [本 ア行]


あの路

あの路

  • 作者: 山本 けんぞう
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2009/09/09
  • メディア: 大型本


ママを亡くしておばさんに引き取られた“ぼく”と、
前足が1本しかない野良犬、“三本足”の交流が描かれている。

とはいえ、読解力がないので、“三本足”が元気になった時、
“ぼく”にどのような変化が合ったのか読み取れなかったけれど・・(苦笑)

押さえた色合いに水彩の滲んだ色づけの、いせひでこさんの絵が綺麗な作品。

裏切られた夫の手記 [本 ア行]


裏切られた夫の手記

裏切られた夫の手記

  • 作者: ジョヴァンニ・ドゥージ
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 1995/02
  • メディア: 単行本


久しぶりに非常に読みにくい本と出会った。
イタリア文学だからなのか、作者の書き方か、訳か、理由は分からないけれど。

言い回しがくどい上に、ストーリーに劇的な展開もなく、
延々と主人公の「私」が考えたり愚痴ったり・・

確かに人間は、考え抜いて決心したことにも不安を覚えたり、
こうと決めたのに舌の根の乾かぬうちに・・ということがあるけれど、
あまりにもそればかりだと、読んでいてウンザリする。

手を付けたから最後まで頑張って読んだが、
読後は本が面白いとかよりも「やっと読み終わった」という思いしかなかった・・

いつも美空 文庫版全3巻 [本 ア行]


いつも美空 (1) (小学館文庫)

いつも美空 (1) (小学館文庫)

  • 作者: あだち 充
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/07/15
  • メディア: 文庫


あだち氏の初期の作品かと思いきや、そうでもなかった。

ヒロインがアカデミー主演女優賞を目指すという方針だったが、
超能力の話も加わり、最終的には超能力者同士の戦いがメインで、
でも映画の件もちゃんと進行していますよ、という感じ。

色々手を出して、方向性を見失ったかのような作品に感じる。
そういえばラブコメもないし、犬ではなく、猫が出てくるのも珍しいのかな?
作者も新しいことにチャレンジしたかったのかも?

一角獣 小池真理子 [本 ア行]


一角獣

一角獣

  • 作者: 小池 真理子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/05/29
  • メディア: 単行本


〈収録作品〉
・こんな花あらしの日の午後は
・月影の中で
・石榴の木の下で
・雨の朝
・闇のオンディーヌ
・一角獣
・妖かし
・光きらめく海

短編なので、さらりと読める。
いずれも男女の関わりがモチーフとなっている。
後書きにあるように、「水」とも関連性が深いかな。

「石榴の木の下で」と「一角獣」が好み。
「妖かし」に出てくる女性の能力も目新しくて良かった。

アルカサル-王城- 文庫版全7巻 [本 ア行]


アルカサル-王城 6 (秋田文庫 20-32)

アルカサル-王城 6 (秋田文庫 20-32)

  • 作者: 青池 保子
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2009/10/09
  • メディア: 文庫


14世紀のカスティリアを舞台に、残酷王と呼ばれたドン・ペドロの生涯を描いた歴史ロマン漫画。
実直な部下マルティン・ロペス、ペドロの愛妻マリア、最大のライバルであるエンリケや、
何かと対立するが憎めないアラゴン王、他にも多数のキャラクターが出てきて、
少々頭がこんがらがる(笑)歴史漫画とは相性が悪いのか、読み進めるのが大変だった。

そういえば、6巻78ページでカタリナが着ていた服が、
映画「ロード・オブ・ザ・リング」のエオウィンの衣装と似ている。

アシンメトリー 飛鳥井千砂 [本 ア行]


アシンメトリー

アシンメトリー

  • 作者: 飛鳥井 千砂
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/09/25
  • メディア: 単行本


年齢的に結婚願望が強く焦りもしている、少々視野の狭い秋本朋美。
カフェの雇われ店長だが料理の腕は逸品、優しい性格の同性愛者、藤原治樹。
同性愛者と知りつつ治樹を愛し結婚した、個性的だが根はしっかり者でアセクシャルの辻紗雪。
過去の経験からパワースポットや波動などに拘り、昔から紗雪が気になる夏川貴人。

「サムシングブルー」が良かったので読んでみたが、
4人の複雑な人間関係と、それぞれが抱えた悩み、それ故のすれ違いなど
こちらも面白くて、すいすい読めたし、
121~122ページの紗雪の思いや考え方には、ハッとさせられた。

ちなみにアシンメトリーとは「非対称」という意味らしい。
あと、それぞれの人物の章に、トランプのマークが付いているのが可愛かった。

いろはにこんぺいと 文庫版 [本 ア行]


いろはにこんぺいと (集英社文庫―コミック版)

いろはにこんぺいと (集英社文庫―コミック版)

  • 作者: くらもち ふさこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1998/01/16
  • メディア: 文庫


達(とおる)が好きで、嫌われるくらいならと自分から避けだした、主人公チャコ。
冷めていて、でも人付き合いが悪いわけではない、女子に大人気の、姫野達(ひめのとおる)
一人称が「オレ」の為、しばらく男の子だと思っていた、クンちゃんこと長崎君子(ながさききみこ)

恋しい達(とおる)と話す時は、さっと眼鏡を外す、遼子(りょうこ)
彼女がいるけど、同じ学校のチャコのことが好きな、ちゃらんぽらんな高橋。

同じアパートに住む幼馴染みの恋模様を、クラスメートやアパートの住人を絡めて描かれている。
正直、どのキャラにも魅力を感じなかった(笑)
でも最後、小さなクンちゃんとお父さんのやりとりは良かった。

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