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はるがいったら 飛鳥井千砂 [本 ハ行]


はるがいったら

はるがいったら

  • 作者: 飛鳥井 千砂
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/01/05
  • メディア: 単行本


無意識に気持ちを誤魔化し感情を押さえてしまう、温和で年寄り臭い少年、佐々行(ささゆき)
両親の離婚で母に付いていった行の4つ年上の姉で、完璧主義の水原園(みずはらその)
小さい頃、行と園が公園で拾ってきた日本犬の雑種で、今は行が介助している老犬、ハル

婚約者がいるのに園と浮気している、彼女の2つ上の幼馴染みで広告代理店に勤める恭司。
恭司が愛する大学の先輩で婚約者、キャリアウーマンだが可愛らしい性格の沙織。

行と園の母で、離婚した夫より3歳年上の銀行員、由理。
園とは仲の悪い、中華料理屋を営む2人の父。

父の離婚前から付き合っている再婚相手で、父に内緒で由理に借金をした、腰の低い真奈美。
真奈美の連れ子で、高校中退してカー用品店に勤める見た目は「今時」の男の子、忍

ネットに詳しく人付き合いの良い、園の隣に住む大学2年生の小川。
行の中学の後輩、綺麗だが、キャラクターが妙なのでモテない、なっちゃんこと折笠夏美。

彼女ときちんと別れてから、同僚の園に告白しふられた、真面目で人気もある堂島。
香水がキツく、低血圧で一人っ子、園と同じ受付嬢の西野めぐみ

タイトルの「ハル」は、登場人物の繋がりを持たせる存在だがメインではなかった。
姉と弟、それぞれの視点で書かれながらストーリーは進んでいく。

熱を出すと見る夢とかため息をつくと幸せが逃げるとか、回答のない悩みがつきないとか、
行には色々共感できる(笑)

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