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無頼の群 [映画 ハ行]

原題 「THE BRAVADOS」
1958年 米

無頼の群 [DVD]






神父様が胡散臭い気がしたが、全然そんなこと無かった(笑)

半年前に愛妻を殺した4人組を、追い詰めては殺し復讐を果たす、牧場主ジム・ダグラス。
悪党4人組のザック、カルロ・ルーハン、テイラー、パラル。

脱獄した4人組に人質として連れ去られた、スタインメツの娘、エマ。
昔ジムの求婚を断ったが、5年ぶりに再会した今は彼に好意を持つ、男勝りなジョセファ。

おそらく鉱夫で、ジムが無害な男と思っている隣人、ジョン・バトラー。
牧場の使用人ホアニータに育てられているジムの娘で、3歳になる、ヘレン。

妻の仇と思って追い、殺した3人は、罪人だが妻の仇ではなかった。
そして、良き隣人と思っていた男は、妻を暴行殺害し、金まで奪っていた。
西部劇にこういうサスペンス的な要素があるとは思わなくて、びっくり。

また、カルロには自慢の妻アンヘラと息子がおり、家族には優しく接している。
そして、追われる理由も分からぬまま、3人の仲間(といってもその場限りのかも知れないけど)を殺した相手(ジム)を殺さず、食べ物も与えようとする。
悪事を働いているけれど、動機は家族の為だし、意外と良い人に見えてしまった。

ちなみに、パラルは土下座して命乞いをしたが、容赦なく射殺。
テイラーは、投げ縄で足を捕らえた後、木に逆さ吊りして死亡させる。
ザックは有無を言わさず早撃ち対決で。
カルロには諭され、和解。

そういえば、夜通し5分おきに銃を撃っていたら、弾丸が尽きると思うんだけど(笑)

最後、ちゃっかりジムの隣を手に入れたジョセファ・・何だか腑に落ちない(笑)

紅にほふ 文庫版全2巻 [本 カ行]


紅にほふ (1) (中公文庫―コミック版)

紅にほふ (1) (中公文庫―コミック版)

  • 作者: 竹宮 惠子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 文庫


大正末期、異ったタイプの3人の女性の生き様を描いた漫画。

3人の中では梅子さんが一番苦労したように見える。

満州引き上げの辺りは、とても興味深かったが、
漫画としてはストーリーの流れがスムーズではなく、個人的には読み辛かった。

花巡礼 文庫版全2巻 [本 ハ行]


花巡礼 第1巻 (白泉社文庫 か 2-33)

花巡礼 第1巻 (白泉社文庫 か 2-33)

  • 作者: 河惣 益巳
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2008/05/15
  • メディア: 文庫


1147年からの、母娘3世代の物語。

ヒロインではないけど、アリエノール・ダキテーヌのインパクトが、かなりあった(笑)

物語最後、ブランカの為に「ブランカ」として、フランスのルイに嫁ぐことになったブランシュ。
このブランシュとルイ、カイルワーンの関係が悲しい。
ルイはひたむきにブランシュを愛しているのに、ブランシュはカイルと心通じているなんて。
まあ、ブランシュとカイルは両思いだったからね(笑)

この作品の中ではリチャードとミレジーヌの関係が良かった。

アデル/ファラオと復活の秘薬 [映画 ア行]

原題 「Les aventures extraordinaires d'Adèle Blanc-Sec」
2010年 仏

アデル/ファラオと復活の秘薬 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]






予告を見て、アクションアドベンチャーかと思っていたら、ドタバタコメディだった(笑)

気が強く行動力のある自分本位なジャーナリスト、アデル・ブラン=セック。
アデルとは犬猿の仲で、彼女を恨み、殺そうとするデュールヴー教授。
頭に帽子のピンが刺さり植物人間になった、アデルの双子の妹アガット。

医者と間違われて復活させられたが、アデルに良くしてもらったので彼女を慕うミイラ、パトモシス。
古代エジプト専門の科学者で、プテロダクティルスと一心同体になったエスペランデュー教授。
科学者の助手で、アデルに憧れるも最後は妹に傾いたような、アンドレイ・ズボロフスキ。

いつも食事を邪魔される、有能とは言えないカポニ警部。
プテロダクティルスを狩る為に呼び戻されたハンター、サン=ユベール
この映画では重要人物では無いが、度々登場しては不可解な物と遭遇するシュパール氏。

大概の映画では蘇ったミイラは敵対する存在だけど、
この映画では力を貸してくれたどころか、人に危害さえ加えなかった。
驚かせたりはしたけれどね(笑)彼らはこれからどうするのか気になる。

ちなみにプテロダクティルスとは、ジュラ紀後期に生息していた翼竜。

裏切られた夫の手記 [本 ア行]


裏切られた夫の手記

裏切られた夫の手記

  • 作者: ジョヴァンニ・ドゥージ
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 1995/02
  • メディア: 単行本


久しぶりに非常に読みにくい本と出会った。
イタリア文学だからなのか、作者の書き方か、訳か、理由は分からないけれど。

言い回しがくどい上に、ストーリーに劇的な展開もなく、
延々と主人公の「私」が考えたり愚痴ったり・・

確かに人間は、考え抜いて決心したことにも不安を覚えたり、
こうと決めたのに舌の根の乾かぬうちに・・ということがあるけれど、
あまりにもそればかりだと、読んでいてウンザリする。

手を付けたから最後まで頑張って読んだが、
読後は本が面白いとかよりも「やっと読み終わった」という思いしかなかった・・

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々1 盗まれた雷撃 [本 ハ行]


パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃

  • 作者: リック リオーダン
  • 出版社/メーカー: ほるぷ出版
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本


先に映画を見たので、
主人公パーシーや、親友のグローバーのキャラクター性の違いに面食らった(笑)

ストーリーは流石に映画より事細かに描かれているし、知らなかった設定満載。

でも今思えば、男の子2人と女の子1人とか、主人公が自分の正体を知らずに育ったとか、
存在を隠す(守る)為に、望まぬ人間と暮らすとか、少し「ハリー・ポッター」に似ているかも。

ところで、著者は軍神アレスが嫌いなのかな(笑)
まあ、1人くらい悪役を作らないといけないから仕方ないけど。

続編があるようなので、ちょっと楽しみ。

学校のセンセイ 飛鳥井千砂 [本 カ行]


学校のセンセイ

学校のセンセイ

  • 作者: 飛鳥井 千砂
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本


何かと面倒くさがりの元塾講師で、現在は社会科の高校教師、桐原一哉(キリハライチヤ)

美人だが男運の悪い、高校時代の同級生で旅行会社の企画室に勤める中川亜由美。
学生時代の腐れ縁、埼玉のドラッグストア勤務の薬剤師、浅見勇一。

小柄で童顔、生真面目な年下の先輩教師で、精神安定剤を服用中の永野先生。
たくさんジャージを持っている学年主任で理科の教師。桐原の本質を見抜いている溝口先生。
桐原と同い年で、職員会議にいつも遅刻する、スーツに眼鏡、不健康そうに見える吉田先生。

男子ハンドボール部の部長で、冗談も通じる、とにかく人の良い坪井大地。
(坪井の両親は元ヤンキー。弟は大空、妹は銀河)
桐原に恋をして、頻繁に私的な質問をしてくるが、常に敬語で真面目な若竹優花。
下ネタばかり口にして、粋がってはいるけど本当は悪い奴ではない、佐藤那由多。

細すぎる足にミニスカート、インパクトは強いが性格は至って普通な月森小枝(ツキモリサエ)
端正な顔立ちで、親の決めた進学校で自由を抑圧されていると感じる、小枝の彼氏、大沢涼。

話の運びや、この先どうなるのかというワクワク感。
今までに読んだ飛鳥井千砂さんの作品の中では一番好き。

あと、桐原と小枝がビアガーデンに行った辺りから、
この2人良いな、と思っていたので展開も嬉しかった。

ちなみに名古屋では、放課後のことを授業後といい、
授業と授業の間の休み時間を「放課」と呼ぶらしい。

いつも美空 文庫版全3巻 [本 ア行]


いつも美空 (1) (小学館文庫)

いつも美空 (1) (小学館文庫)

  • 作者: あだち 充
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/07/15
  • メディア: 文庫


あだち氏の初期の作品かと思いきや、そうでもなかった。

ヒロインがアカデミー主演女優賞を目指すという方針だったが、
超能力の話も加わり、最終的には超能力者同士の戦いがメインで、
でも映画の件もちゃんと進行していますよ、という感じ。

色々手を出して、方向性を見失ったかのような作品に感じる。
そういえばラブコメもないし、犬ではなく、猫が出てくるのも珍しいのかな?
作者も新しいことにチャレンジしたかったのかも?

ハンニバル・ライジング [映画 ハ行]

原題 「HANNIBAL RISING」
2007年 アメリカ/イギリス/フランス

ハンニバル・ライジング 完全版 プレミアム・エディション [DVD]






映画「羊たちの沈黙」に出てくるレクター博士の少年~青年時代

解剖学に興味を持つ医学生で、絵が上手く、妹の復讐を貫くハンニバル・レクター。
戦時中、略奪者に食べる為に殺され、ハンニバルのトラウマとなった幼い妹、ミーシャ。

ハンニバルのおじで、ムラサキの夫、故ロベール・レクター伯爵。
原爆で家族を失った日本人で、ハンニバルの殺人を知りつつ彼を助けるレディ・ムラサキ。
戦争で家族を失い、ハンニバルに同情するも彼をマークする、戦争犯罪専門のポピール警視。

ミーシャを殺した略奪者のリーダー、グルータス。
グルータスの略奪者仲間のドートリッヒ、ミルコ、コルナス、グレンツ。

ハンニバルの母が持ち出そうとした手紙って、8年後も同じ場所に放置されたままなんだ。

この作品に、鎧や剣道が出てくるとは思わなかった。
でも描かれ方は、日本+アジア圏の文化というか・・何か腑に落ちない(笑)

妹のスープを口にしたと言っていたけど、貴重な食料をグルータス達が分けてあげたとは意外。
それとも、“次”の為に生かしておこうとしてかな・・

家栽の人 文庫版全10巻 [本 カ行]


家栽の人 (1) (小学館文庫)

家栽の人 (1) (小学館文庫)

  • 作者: 毛利 甚八
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 文庫


家庭裁判所で取り扱う事件を描いた漫画だと思いきや、
どちらかというと、事件そのものよりも主人公の桑田義雄(家庭裁判所裁判官)の人柄や、
彼が周囲へ及ぼす影響、事件に関わる人々の思いをメインとして描かれているようだ。

そして、何故かタイトルには花の名前が多い。
主人公の桑田は花を大事にし、育て方も上手。
最初の方は一話完結だったが、やがて続きものになっていった。

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